home > 通信 >『アセンション館通信』第707号:本当の自分は今ここで映画を観ている



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2017/10/22(第707号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

 苦痛から欲望が生まれ、苦痛のなかで欲望を満たそうとする。

 世界の根本原因は自己愛である。そのために私たちは快楽を探し
 求め、苦しみを避ける。自己愛を真我への愛に変えなさい。
 すると画面は変わってくる。(ニサルガダッタ)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在851名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.本当の自分は今ここで映画を観ている

2.編集後記
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■ 1.本当の自分は今ここで映画を観ている
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初めてのことですが、

いつもとは別の環境で書いたりしています。

そういうこともあるわけですね。

まあ同じ夢の場面のことなのであまり違いませんが。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

わたしはこの身体として

ささやかなドラマの主演を演じています。

という画像や想念に

気づくことが起こっているわけです。

このドラマの主人公の観点からは

あらゆる現象はこのドラマの主演である

わたしの観点から解釈され展開していきます。

だから気づかれている風景は

すべて人生のドラマとして展開しています。

それと同時に

このドラマの主人公にさえ明らかになってきたのが

自分がこの身体や想念に気づいている事実です。

これはまったく否定しようがありません。

でもドラマの中では通常は、

この身体や思いに気づいていることは忘れられ、

この身体と湧いている思いが自分になっています。

それで支障なくドラマは展開するので、

この身体や思いが自分であることに

疑問が挟まれることはありません。

それは映画を観ていて

主人公の画像や音声に完全に自己同化しながら

物語の展開に一喜一憂していて

それがスクリーン上に点滅する画像と

それに連動して放送されている音声にすぎないことが

まったく忘れ去られている状態と同じです。

でも映画の場合は幕が下りて館内が明るくなれば、

映画の中の世界との共振も

主人公への自己同化も終わります。

自分は元のこの観客(の身体であり湧く思い)に戻ります。

でもこの身体と思いが展開しているドラマのほうは

映画ほど簡単には

幕も下りませんし館内も明るくなりません。

それがいつまでもつづくのです。

なにしろ長すぎる。(> <)

なので自己同化自体は終わらないのに

自己同化しているドラマが嫌になることがあります。

いったい何のために

こんなドラマがあるんだ、というふうに。

  <何故にすべては始まってしまったのか?>

というような疑問が出てくると、

この人生ドラマのなかでは

興味に見合った解答を与えてくれる人が現れるようです。

あなたの状態は、

あなたが映画を観ているときに、

その映画の中にあなた自身が現れた状況を

連想させるものだ、と。

あなたはそれまで

その映画の主人公に自己同化していて、

その主人公のつもりで一喜一憂していたのに、

その映画の画面の中に

もしあなた自身が現れたとしたら

それまでの主人公に一喜一憂していた

あなたの夢は破られるに違いない。

あなたが観ている映画の中に

こともあろうにあなた自身が出現したのだ。

これまであなたが自己同化していた主人公が

あなたでないことは明らかになってしまった。

それは確かに明らかになったのだが、

さて、だからといって

急に今度現れてきたあなた自身に

簡単に自己同化できるものだろうか?

これまでの主人公を捨てて

自分自身に鞍替えするその根拠とは何だろうか?

そもそもあなた自身とは何のことなのか、と。

これが実際の映画館で見る映画なら

話は単純です。

もし本当にわたしが楽しみ悲しんでいた映画、

主人公として状況を体験してきたその映画に

自分自身(と思われる)人物が現れたら……。

しかし映画を観ているのだから

明らかに自分は観客としてここいます。

その自分が見ている映画に

自分が出てきてしまったとしたら。

確かにギョッとはするでしょう。

ギョッとはするでしょうが、

その映画に出てきた自分が

自分でないことにもすぐに気づくはずです。

なにしろ、

本当の自分は今ここで映画を観ているのだから。

あなたの状況は、

そういうことを連想させないだろうか、と。

ラマナ・マハルシによると、

わたしたちが観ている映画には

自分が出ているらしいのです。

しかし、そこで戸惑ってはならない。

その映画のなかのあなたは

どれほどリアルに現れていようと

それは観ているあなた自身ではありえない。

それがマハラジがいう

──────────────────
 ひとたびあなたが知覚可能、
 想像可能なものは
 あなた自身ではありえないと理解するならば、
 あなたはあなたの想像から自由になる。
 
 『私は在る』(p507)
──────────────────

という言葉の意味でしょう。

もし知覚可能なものは

すべて自分ではありえないことが自明なら、

当然、あらゆる顕現は自分ではありえません。

自分が非顕現であることは自明です。

自分とは顕現に気づいているものであり

知覚対象の現象の中には現れることのないものです。

なんのことはない、

現象のなかに自分などいるはずもないのです。

現象はすべて夢です。

そしてまた、

現象の中に自分がいることなど

鼻っからありえないことが自明であるなら、

かつその現象に気づいているものこそ

自分であることが自明であるなら、

自分が気づいている顕現は

すべて自分でもあるわけでしょう。

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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違った環境の中で

相も変わらずこんな誰に役に立つわけでもない

こんな文章を書くのもまたいいものです。

誰に役に立つわけでもないと言ったって

現象の中に誰かがいるわけでもないわけですから。

今日は台風が来るらしいですね。

明るいうちに終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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