home > 通信 >『アセンション館通信』第725号:本当の絶望から生まれた誠実さ



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2018/03/11(第725号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

 欲望や嫌悪は心のもの
 そして心はあなたのものではない
 あなたはその混乱から自由なのだ(『Ashtavakra Gita』)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在847名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.本当の絶望から生まれた誠実さ

2.編集後記
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■ 1.本当の絶望から生まれた誠実さ
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霧のような雨のような

そんな風景が広がっています。

(-_-)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

自分……と思ったとき、

それが今この瞬間に湧いている想念のことであるのは

自明でしょうか?

自分って……それしかありない。(-_-;)

われわれの言う自分って、

いま湧いている想念のことだったんですね。

──────────────────
 あなたがマインドの囚人であり、
 自らつくり出した
 想像の世界のなかに住んでいると知ることは、
 智慧(ちえ)の現れだ。
 何もそれから求めず、
 それを完全に放棄する用意のあることが誠実さだ。
 本当の絶望から生まれた、
 そのような誠実さがあなたに私を信頼させるのだ。
 
 『私は在る』(p444)
──────────────────

> あなたがマインドの囚人であり、
> 自らつくり出した
> 想像の世界のなかに住んでいると知ることは、
> 智慧(ちえ)の現れだ。

わたしは自分がマインドの囚人であることを

まだ知りませんでした。(-_-;)

知っているかのような

つもりになっていたかもしれません。

でも、それは

なんとかこの幻想世界の中での対応で、

誤魔化すことができるかのような

観念を抱えている程度の理解だった。

見事にマインドの囚人を演じていたわけです。

だから智慧も現れようがなかった……。

苦しさがなくならないのは

どうしてだろうと思っていました。

> 何もそれから求めず、
> それを完全に放棄する用意のあることが誠実さだ。

それどころか

夢の世界のなかでいろいろのものを求めていました。

だからこそ、

誠実にもなりようがなかった。(;_;)

> 本当の絶望から生まれた、
> そのような誠実さがあなたに私を信頼させるのだ。

本当に絶望していなかった。

だから、

マハラジを信頼するだけの

誠実さに至りえなかったのです。

これまで十年間もマハラジを読みながら

わたしは誠実さの欠如に苦しんでいたわけです。

こうして皆さまに

マインドの気取りの一部始終をお見せすることで

夢の世界のなかで恥をかき、

その恥を実態的なものと受け取り

支えつづけるなかで、

つらくなり、

窮地に陥るプロセスが必要だったのでしょう。

もちろん、

こういうものは、

単に今のなかに湧いてきた想念にすぎません。

いかなる意味もありません。

意識のなかで想像された意味以外は。

──────────────────
 質問者 私が求めているのは栄光ではなく、実在です。
 
 マハラジ
 そのために、
 あなたには秩序ある静かな生活、
 マインドの平和、
 そして計り知れない誠実さが必要だ。
 いつであれ、
 あなたに求めずともやってくるものは
 神から贈られたものであり、
 もしそれを精いっぱいに使うなら、
 かならずやあなたを助けることだろう。
 あなた自身の想像と欲望から、
 骨を折って手に入れようとするものだけが
 あなたに困難を与えるのだ。
 
 『私は在る』(p509)
──────────────────

> 質問者 私が求めているのは栄光ではなく、実在です。

言いたい放題が許されるなら

pariパターンもこう言いたかったことでしょう。

> マハラジ
> そのために、
> あなたには秩序ある静かな生活、
> マインドの平和、
> そして計り知れない誠実さが必要だ。

恵まれた環境のなかで

今あるもの以外を求めて苦しんでいたのです。

> いつであれ、
> あなたに求めずともやってくるものは
> 神から贈られたものであり、
> もしそれを精いっぱいに使うなら、
> かならずやあなたを助けることだろう。

今になってやっと

これが本当なのだと聞こえてきました。

> あなた自身の想像と欲望から、
> 骨を折って手に入れようとするものだけが
> あなたに困難を与えるのだ。

これを嫌というほど体験するまで

このメセージの真実が聞こえなかった。

pariパターンとは

そのような状況をお見せするための

道具だったということでしょう。

もし見せたり見せられたりする

誰かがいたとすればの話しですが。

──────────────────
 質問者 運命と恩寵は同じなのでしょうか?
 
 マハラジ
 絶対的にそうだ。
 人生を起こるがままに受け入れなさい。
 そうすれば、
 あなたはそれが祝福に満ちていることを知るだろう。
 
 『私は在る』(p509)
──────────────────

> 質問者 運命と恩寵は同じなのでしょうか?

この質問にはこれまで何度か出会っています。

> マハラジ
> 絶対的にそうだ。

そのたびにこの回答も聞いてきました。

でも、その意味は受つけなかった。

> 人生を起こるがままに受け入れなさい。

だから、

こんなことはもちろんできませんでした。

> そうすれば、
> あなたはそれが祝福に満ちていることを知るだろう。

だから、

人生が祝福に満ちていることも

知りませんでした。

──────────────────
 質問者 私には誠実さが足りません。
 
 マハラジ
 自己背信は悲惨な問題だ。
 それはマインドを癌のように腐らせてしまう。
 明晰性と考え方の高潔さのなかに
 治療法があるのだ。
 あなたが幻想の世界に生きていることを
 理解しようとしてみなさい。
 それを調べ、
 その根底にあるものを暴きなさい。
 そうしようと試みること自体が、
 あなたを誠実にするだろう。
 なぜなら、正しい、真剣な試みのなかに
 至福があるからだ。
 
 『私は在る』(p549)
──────────────────

> 質問者 私には誠実さが足りません。

これが言わぬながらも

以前から一番気になっていたことでした。

> マハラジ
> 自己背信は悲惨な問題だ。

ところがマハラジに慈悲が

あまりに歯に衣着せぬ形だったので、

これまでは見て見ぬふりをしていました。

> それはマインドを癌のように腐らせてしまう。

(>_<)

> 明晰性と考え方の高潔さのなかに
> 治療法があるのだ。

物語のなかで紡がれる

あらゆる弁解には意味がないようです。

それはマインドの自分を騙すことはできても

夢の世界そのものを騙すことはできない。

> あなたが幻想の世界に生きていることを
> 理解しようとしてみなさい。

このことを言葉で語ることはできても

自ら理解しようとはしていなかった。

> それを調べ、
> その根底にあるものを暴きなさい。

自分であることを手放すこと。

「私は在る」以上の物語を紡がないこと。

> そうしようと試みること自体が、
> あなたを誠実にするだろう。

今この瞬間にただ誠実であること。

> なぜなら、正しい、真剣な試みのなかに
> 至福があるからだ。

こうしてマハラジの言葉をなぞっているときが

落ち着ける一瞬でした。

──────────────────
 誠実さとは、
 努力の結果を熱望することではない。
 それは偽り、非本質的、
 個人的なものから興味をそらし、
 内なる移行をすることの表現なのだ。
 
 『私は在る』(p474)
──────────────────

> 誠実さとは、
> 努力の結果を熱望することではない。

努力の結果を熱望することが

誠実さでないとすれば、

いったい他の何が誠実さだというのか?(-_-;)

> それは偽り、非本質的、
> 個人的なものから興味をそらし、
> 内なる移行をすることの表現なのだ。

なんと……。(-_-)

(-||-)

マハラジは、

運命と恩寵は絶対的に同じものだと言います。

ここでいう恩寵が

夢の中の幸運とは何の関係もないことは

自明でしょう。

なぜなら、

もし恩寵が夢の中の幸運の意味なら、

運命が夢の中の幸運の意味になって、

そもそも言葉の意味がなくなりますから。

──────────────────
 あなたはマインドを超えている。
 だが、あなたはマインドで知るのだ。
 
 『私は在る』(p330)
──────────────────

> あなたはマインドを超えている。

純粋な意識(すなわち気づき)が

映し出される意識のコンテンツではないことは

明らかです。

> だが、あなたはマインドで知るのだ。

ただ、気づいている意識が

意識のコンテンツではないことは

意識のコンテンツに自己同化することの

苦しみの過程を通り抜けることでしか

知りえないのでしょうね。

──────────────────
 あなた自身で道を見いださなければならないのだ。
 あなた自身で見いださないかぎり、
 それはあなた自身の道ではないだろう。
 そして、
 それはどこへもあなたを導きはしないだろう。
 誠実にあなたの見いだした真理を生きなさい。
 理解したわずかなことにしたがって行動しなさい。
 あなたを導くのはほかの誰かの賢さではなく、
 あなた自身の誠実さなのだ。
 
 『私は在る』(p518)
──────────────────

> あなた自身で道を見いださなければならないのだ。

自分の道は自分で見つけ出すしかない。

> あなた自身で見いださないかぎり、
> それはあなた自身の道ではないだろう。

他の誰の道も自分の道にはなりえない。

> そして、
> それはどこへもあなたを導きはしないだろう。

自分が納得した道でなければ

それを通ってどこへもたどり着くことはできない。

> 誠実にあなたの見いだした真理を生きなさい。

そうか。(;_;)

> 理解したわずかなことにしたがって行動しなさい。

はい。

> あなたを導くのはほかの誰かの賢さではなく、
> あなた自身の誠実さなのだ。

【わたしを導くのは

 ほかの誰かの賢さではなく、

 わたし自身の誠実さ】

わかりました。

(-||-)

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
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■ 2.編集後記:
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よく苦しみました。

今もまだ苦しみはつづいていますが、

わたしの道はこの道しかないようです。

今日は明るいうちに終えました。

それではまた。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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