━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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☆☆ ☆☆『アセンション館通信』2018/04/15(第730号)
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☆☆ ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇
このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。
欲望や嫌悪は心のもの
そして心はあなたのものではない
あなたはその混乱から自由なのだ(『Ashtavakra Gita』)
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在841名
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◇◇ もくじ ◇◇
1.あなたがしなければならないことは
2.編集後記
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■ 1.あなたがしなければならないことは
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このところはっきりしない天気ですね。
わたしの夢の光景のことですが。
(*^_^*)
さて、またまた一週間が過ぎて、
楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、
お付き合いいただく今がやってまいりました。
『アセンション館通信』配達人の pari です。
歯医者にはバスで街まで出ます。
帰りのバスの中で
すべてに気づいているこのわたしは、
最終的には何も知覚しないのだという
なんとも妙な自己撞着について
考えていました。
こんなふうにいつまでも、
考えること自体まったく意味がない
そんなことばかり考え続けているという
自己撞着に陥りながら。(*-_-*)
バスのなかで考えてたのはこんなことです。
すべての現象に気づいているのは、
現象自体ではありえない。
個々の現象が
その現象自体に気づくことはできないから。
個々の現象に気づくことは、
その現象自体とは異なるものにしかできない。
だから、
いまこの眼前に展開する光景を見ている者は、
眼前に展開する光景自体ではありえないと。
と同時に、
この眼前に展開する光景を見ている者は、
それにいっさい注意を向けない者でもありえない。
それにまったく関心をもたなければ
眼前に展開する光景すら見ることはないから。
この光景を見ている者はいったい誰なんだろう、と。
こうして湧いてくる想念はどうか?
この湧いてくる想念は
その湧いてくる想念自体に気づけるか?
いや、こうして湧いてくる想念は
その想念自体に気づくことはできない。
それも間違いない。
ではいったい
何がこの想念に気づいているのか……?
考えられるひとつの答えは、
気づいているのはこのわたしだということ。
それはそのとおりなんだけど、
この「わたし」という言葉には
色々な混乱がそのまま包含されている。
ひとつの解釈として、
「わたし」を「真我」と取ることもできる。
「真我」は実在する唯一の不動だから、
あらゆる変化の相である現象とは異なる。
だから、「真我」は
あらゆる現象に気づく可能性をもつ
あらゆる現象の可能根拠とは言える。
ならば、今こうして
眼前の現象に気づいているのは真我なのか?
しかし、ここでいま、
この眼前の光景を知覚しているわたしを、
ただちに真我だと言えるだろうか?
あるレベルでは
そう断定することも可能かもしれない。
しかしまた別のレベルでは、
このわたしは多くの夾雑物を包含している。
それは眼前の光景や湧いてくる想念に
気づいている気づきのようでもあるけれど、
この対象に興味をもって、
それと連動して揺れ動いている何かのようでもある。
むしろそれ自体が現象世界の一部を構成する
知覚の対象でもあるようにも思える……。
眼前の光景に気づいているわたしは
その眼前の光景とここに湧いてくる想念しか
知覚することはない。
あらゆる想念を知覚することなどできないし、
そもそもすべての現象を同時に知覚することなど
わたしにできるはずもない。
それではそもそも知覚も判別もできないだろう。
何かの現象を知覚するには、
適当な範囲や適当な比較対象が必要だ。
われわれ人間の自我とは
その適当な範囲や適当な比較対象を定義するための
道具ではないだろうか。
われわれ人間の自我は
適当な知覚範囲や適当な比較対象を定義する
文脈を担う役割をしている。
現象を知覚するには、
知覚のためのいわば“絞り”を決める文脈が必要だ。
その知覚のための“絞り”を
「興味」と呼んでもいいかもしれない。
すると現象を知覚するには、
「興味」が必要だということになる。
生まれたばかりの赤ん坊は、
おそらく現象を知覚できないだろう。
適当な知覚範囲や適当な比較対象を定義する
感覚的構造や文脈をもっていないのだから。
しかし、おそらく、
起こっている何事かを知覚したいという
エネルギー的な文脈をもっているかもしれない。
それを潜在的な「興味」と呼べば
赤ん坊は「興味」をもっているとも言える。
だからこそ
あれほど短期間に
その現象世界のあらゆる文脈や関心を
すべて学習することができるのだろう。
しかし、こういう表現は、
すべて擬人的な表現にすぎない。
あたかもそこに誰かがいるかのような。
自我が“知覚の主体”であることは
おそらく間違いないだろう。
「知る者」とは自我のことだ。
……。
といったような、まあ、そんな
毒にも薬にもならない思考を追っていたのでした。(*^_^*)
思考で真我を覆っていたわけです。
マハルシはこう言っています。
──────────────────
質問者 この覚醒とは何でしょうか?
どのようにしてそれを得、
培うことができるのでしょうか?
マハルシ
あなたが覚醒なのだ。
覚醒とはあなたのもうひとつの名前だ。
あなたが覚醒なのだから、
それを得たり、培ったりする必要はない。
あなたがしなければならないことは、
真我でない他のものごとに
注意をはらうのをやめることだけだ。
もしそれらに気づくのをやめれば、
純粋な覚醒だけが残る。
それが真我である。
『あるがままに』(p20)
──────────────────
> あなたがしなければならないことは、
> 真我でない他のものごとに
> 注意をはらうのをやめることだけだ。
これだけなんですよね。
> もしそれらに気づくのをやめれば、
> 純粋な覚醒だけが残る。
ゴミをすべて取り除いた後に
残るものが純粋な気づきですから。
> それが真我である。
はい。
(-||-)
やっと、
少し思考に気づきはじめたような気もします。
おそらく、
肉体年齢も関係あるのでしょう。
少し思考を追うと脳が疲労するのです。
その感じが、
あ、今自分は思考を追っていた、
という気づきをもたらすようです。
簡単に言えば、
疲れやすくなったということです。
(*^_^*)
──────────────────
あなたは在る。
ほかのすべては現れにすぎない。
『私は在る』(p421)
──────────────────
(-||-)
──────────────────
永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
真我として在りなさい。
それが至福である。
あなたはいつもそれなのである。
『あるがままに』(p58)
──────────────────
……。(-_-)
ありがとうございました。<(_ _)>
(-||-)
今日はこんなところで。
……。
m(_ _)m
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■ 2.編集後記:
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今日は一日曇り。
眼の前を見るかぎり
どんよりとした花曇りですが。
今日は明るいうちに終えました。
ではまた。
<(_ _)>
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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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