home > 通信 >『アセンション館通信』第733号:あなたの不幸の原因は



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2018/05/06(第733号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

 欲望や嫌悪は心のもの
 そして心はあなたのものではない
 あなたはその混乱から自由なのだ(『Ashtavakra Gita』)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在839名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.あなたの不幸の原因は

2.編集後記
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■ 1.あなたの不幸の原因は
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今日は「子供の日」。

雲ひとつない快晴です。

先程来遠くから風に乗って聞こえていた

このあたりのお祭りの音楽もやんで、

いまはただ静けさのなかで、

微かに風の音が聞こえています。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

──────────────────
 世界には何の間違いもない。
 誤りはあなたの見方にあるのだ。
 
 『私は在る』(p304)
──────────────────

遅まきながら、

今頃になってこの言葉が腑に落ちてきました。

現れの中には何の間違いもない。

落ち着いていないのは

わたしだけなんです。

上のマハラジの言葉は次のように続きます。

──────────────────
 あなたを惑わせるのは、
 あなた自身の想像だ。
 想像なしには世界もない。
 あなたが世界を意識しているという確信が世界なのだ。
 あなたが知覚している世界は意識でできている。
 あなたが物質と呼ぶものは意識そのものなのだ。
 あなたは、
 そのなかで世界が動く空間(アーカーシュ)だ。
 あなたは永遠に続く時間だ。
 あなたはそれに生命を与える愛なのだ。
 
 『私は在る』(p304)
──────────────────

これらの言葉の各行に

「あなた」という言葉が含まれています。

そしておそらく、

各行でその「あなた」のニュアンスは

微妙にずれていることでしょう。

夢の中をさまよう意識に伝えるかぎり

マハラジは言葉を使わなければなりません。

他に選択肢はありません。

あったとしても、

そのエネルギーは時空を異にするわれわれにまで

到達することはできなかったでしょう。

そして文字を読むわれわれは

その「あなた」を自分の理解で解釈するしかないのです。

マハラジはその言葉をとおして、

可能なかぎりメセージを深く伝えようとしますが、

われわれエゴも可能なかぎり

その意味を薄めて受け取ろうとするでしょう。

覚者も自然に頑張るでしょうが、

エゴも自然に頑張るしかないわけです。(*^_^*)

同じようなことを

ラマナ・マハルシはこんな言葉で語ります。

──────────────────
 あなたの不幸の原因は、
 外側の人生のなかにあるのではない。
 それは自我として、
 あなたのなかにある。
 あなたが自分で自分の上に束縛を押しつけておいて、
 それからそれを超えようと虚しくあがくのである。
 
 『あるがままに』(p364) 
──────────────────

何度も触れたことのある言葉のはずですが、

今はじめて割り引くことなく

その意味を受け取りました。(-||-)

> あなたの不幸の原因は、
> 外側の人生のなかにあるのではない。

まったく、

そのとおりだったのです。

> それは自我として、
> あなたのなかにある。

わたしは自分の中に

不幸の原因を飼っていた。

というか、

わたしそのものが不幸の原因だった。

そんなことは、

とおの昔から知っていたはずですが、

知っていたのやら、

知っているふりをしていたのやら……。

> あなたが自分で自分の上に束縛を押しつけておいて、
> それからそれを超えようと虚しくあがくのである。

こうして、

【自分で自分の上に束縛を押しつけておいて、

 それからそれを超えようと虚しくあがく】ことで

何かができるかのように思っていた。(>_<)

もちろん、

そうするしかないこともわかっています。

でも、

わかっていたのか、

わかっているふりをしたかったのか……。

マハルシは続いて次のように語ります。

──────────────────
 すべての不幸は自我のために起こる。
 自我とともにすべての困難がやってくる。
 あなたの本当の不幸の原因はあなたの内側にある。
 それを人生のできごとのせいにしたところで
 何の利益があるというのかね?
 外側のものごとからどんな幸福を得ようというのか?
 たとえそれを得たとしても、
 どれほど長くつづくというのだろうか?
 
 『あるがままに』(p365) 
──────────────────

> すべての不幸は自我のために起こる。

すべての不幸は

一瞬一瞬、

自我によって創造されている。

一瞬一瞬、

わたしが想像しているのです。

> 自我とともにすべての困難がやってくる。

わたしが自分という存在の汗のように

困難を分泌しているのです。

> あなたの本当の不幸の原因はあなたの内側にある。

わたし(自我)が心配しているのは

わたし(自我)という架空の存在の消滅でした。

> それを人生のできごとのせいにしたところで
> 何の利益があるというのかね?

ひたすら注意を外側に向けることで、

なんとか本当の不幸の原因である

自分(自我)の存在を隠す目眩ましとしてきたのです。

> 外側のものごとからどんな幸福を得ようというのか?

ほんとうです。

外側のものごとからどんな幸福を得ようとしていたのか?

> たとえそれを得たとしても、
> どれほど長くつづくというのだろうか?

たとえそれを得たとしても、

それがどれほど長くつづくというのでしょうか?

マハルシは続けます。

──────────────────
 もしあなたが自我を否定し、
 それを無視することによって焼き尽くすならば、
 あなたは自由になるだろう。
 もし自我を受け入れるならば、
 それはあなたに制限を押しつけ、
 それを超えようとする虚しいあがきのなかに
 あなたを投げ入れるだろう。
 本来の自己である真我として在ることが、
 永遠にあなたのものである至福を実現する
 唯一の方法である。
 
 『あるがままに』(p365) 
──────────────────

> もしあなたが自我を否定し、

自我を否定するとは

どうすることなのでしょう?

> それを無視することによって焼き尽くすならば、

自我が送ってくる想念を無視して

それに注意を払わないことなのか?

心配から行為しないことなのか?

もし無視し尽くすことができたら……。

> あなたは自由になるだろう。

それ以上のことを

幻はわたしに要求できないのでしょう。

> もし自我を受け入れるならば、

もし自我が送ってくる想念を受け入れたら、

> それはあなたに制限を押しつけ、
> それを超えようとする虚しいあがきのなかに
> あなたを投げ入れるだろう。

わたしは諸々の制限を負うこの身体となって

それらの制限を排除する虚しいあがきのなかに

投げ込まれることになることでしょう。

これまでがそうだったように。

> 本来の自己である真我として在ることが、
> 永遠にあなたのものである至福を実現する
> 唯一の方法である。

諸々の現象を知覚しているということは、

わたしがそれらの現象ではないことの証です。

でもわたしは、

記憶された過去や想像された未来を

恐れたり欲望したりするのが自分だと誤解している。

しかし心配や欲望に起因する虚しいあがきのなかで

わたしが至福を実現できる可能性はありません。

これまでがそうだったように。

本来の自己である真我として在ることのなかにしか

永遠に自分のものである至福を実現する方法はない、

と理解すべきなのは……

まさに今だということです。

外側で起こっていることは、

わたしが頑張ってどうにかできることではない。

たとえ見かけ上それができたとしても、

それがどれほど長くつづくというのでしょうか?

質問者とマハルシの以下の問答には

驚いたことがあるはずです。

──────────────────
 質問者 
 人の人生において、彼の国、国民、家族、仕事、職業、
 結婚、死などにおける顕著な出来事が、彼のカルマに
 よってすべて宿命づけられていることは理解できます
 が、しかし彼の人生の詳細すべてに至るまで、取るに
 足らないことまで、すでに決定されているのでしょう
 か?
 例えば、今私は手のなかの扇を床の上に置きました。
 それはこの日、この時間に、私がこのように扇を動か
 し、このようにここに置くということまで、すでに決
 定されているということなのでしょうか?

 マハルシ
 もちろんだ。
 何であれこの身体がすること、
 そして何であれそれが通り抜ける体験は、
 その身体が存在を現したときに
 すでに決定されているのである。
 
 『あるがままに』(p388-389) 
──────────────────

> もちろんだ。
> 何であれこの身体がすること、
> そして何であれそれが通り抜ける体験は、
> その身体が存在を現したときに
> すでに決定されているのである。

マハルシがハッタリで

このような回答をすると考えられますか?

そしてたしかに、

寝ているときに見る夢の中のわたしが、

その夢の展開を左右できる可能性は皆無でしょう。

その夢の展開は

中の登場人物の思惑を超えたところで

決められているわけですから。

──────────────────
 質問者 それでは、人の自由や彼の行為に対する責任
     はどうなるのでしょうか?
 
 マハルシ
 人が手にできる唯一の自由とは、
 努力をしてジニャーニを得ることである。
 それが彼と身体との同一化を断ち切る。
 身体はプラーラブダによって宿命づけられた、
 避けることのできない行為を通り抜けていくだろう。
 人は身体と彼自身を同一視し、
 その身体の行為の報いに執着するか、
 あるいはそれから離れ、
 身体の活動の単なる目撃者となるか、
 という選択の自由だけをもっているのである。
 
 『あるがままに』(p389) 
──────────────────

> 質問者 それでは、人の自由や彼の行為に対する責任
>     はどうなるのでしょうか?

これは夢の登場人物としてのわれわれが

無視することのできない問です。

そして、

それにマハルシはこう回答するのです。

> 人が手にできる唯一の自由とは、
> 努力をしてジニャーニを得ることである。

(-_-)

> それが彼と身体との同一化を断ち切る。

はい。

> 身体はプラーラブダによって宿命づけられた、
> 避けることのできない行為を通り抜けていくだろう。

わかりました。

> 人は身体と彼自身を同一視し、
> その身体の行為の報いに執着するか、

はい。

> あるいはそれから離れ、
> 身体の活動の単なる目撃者となるか、
> という選択の自由だけをもっているのである。

わかりました。

もうこの夢の人生が要求する責任から

自分を解いてあげていいのかもしれません。

(-||-)

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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今日は子供の日、

一日中、雲ひとつない晴天でした。

今日は明るいうちに終えました。

ではまた。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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