home > 通信 >『アセンション館通信』第735号:生まれた点を眺めなさい



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2018/05/20(第735号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

わたしは存在している。身体は現れてはいるが存在してはいない。
欲望や期待や喜びは、現れはするが存在してはいない。
心配や恐怖や悲しみは、現れはするが存在してはいない。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在838名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.生まれた点を眺めなさい

2.編集後記
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■ 1.生まれた点を眺めなさい
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風薫る季節。

清々しいですね。

(*^_^*)

またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

前回のメルマガで書いたように、

モーニング息子さんに教えられて

マハラジの『意識に先立って』を入手しました。
https://goo.gl/pWqC7d

マハラジの死の一年半前から二ヶ月前までの

最晩年の講話集だそうです。

翻訳者の高木悠鼓さんが

この本といちばん相性が良かったというのは

ありがたいことです。(-||-)

もともと贅肉など付いていない

骨だけのようなマハラジの言葉ですが、

肺癌に苦しむ肉体を使った

最晩年のこの時期の言葉は

まさに伝えたいメセージの

髄だけのような言葉なのだと思われました。

最初、はじめから読み始めましたが、

いちど読んで読んだような気になるよりはと、

途中から今は拾い読みしています。

マハラジが伝えているのは知識ではないので

ある意味では、どこを読んでも同じです。

言葉にかかずらうなと言われているのに、

こんなメルマガを書いて……。(;_;)

今回は「一九八一年一月五日」

の対話から写経します。

──────────────────
 質問者 顕現していない意識が絶対で、顕現した絶対
     が意識だということは正しいことですか?
 
 マハラジ
 知的な曲芸をしても究極を理解することはできない。
 あなたは無限のものを限界のある知性に制限しようと
 している。
 
 私はほとんど無学だ。
 それなのになぜ人々は私に会いにくるのだろうか?
 こちらの女性の知的地位は何だろうか?
 彼女は博士だ。
 なぜ彼女はここに来るのだろうか?
 あなたを見るとき、
 私は何を眺めているのだろうか?
 その誕生の原理、
 生まれた点を眺めなさい。
 あなたはその対象的な物質、
 その一滴の産物だ。
 誰かがこの肉体を創造したのだろうか?
 
 質問者 いいえ違います。それはただその一滴から出
     てきたのです。

 マハラジ
 では、なぜあなたはこういったすべての出来事を分類
 しているのだろうか?
 ただ自分の焦点をこの点に置きなさい。
 あなたが現在何であるにしろ、
 それはその誕生の一滴の産物だ。
 それに焦点を合わせれば、
 あらゆることが明らかになることだろう。
 もしあなたが一人の実体として、
 この主題について知的な勉強をしたいと思うなら、
 私に会いに来てはいけない。
 ここにはあなたがいるだけだ。
 その試験管に入りなさい。
 
 なぜあなたは枝や葉っぱと絡み合っているのだろうか?
 なぜあなたは種に行かないのだろうか?
 種がなければ、木もそこにないことだろう。
 種がどこから来ているか、発見しなさい。
 私があなたを繰り返し連れ戻そうとしているところは
 そこだ。
 肉体的であれ、その他のことであれ、人が苦しまなけ
 ればならないのは何のせいだろうか?
 それは自己愛、
 つまり存在する必要から始まる。
 この意識がすべての苦しみの原因だ。
 それは種、精子の性質だ。
 意識はその中に潜んでいて、それに対して誕生という
 名前が与えられている。
 これを理解している者はいるのだろうか?
 
 霊的知識を得たあと、なぜあなたはそれをペンで紙に
 書いて満足するのだろうか?
 
 人々は私の言うことを聞くだろうが、ほとんど誰もそ
 れを実践しないことだろう。
 私は自分のグルと長い間付き合ったわけではなかった。
 私のグルが教えてくれたのは
 「お前はこれではない。お前はこれだ」だけだ。
 ただそれだけだ。
 私は大いなる信念を持ってそれを受け入れたので、知
 識が花開いて結果をもたらした。
 
 食べ物の本質から「私は在る」の味わいが出る。
 絶対はどんな味も色もデザインもない。
 あなたはあなたを観照することはできない。
 あなたでないものだけを、あなたは観照することがで
 きるのだ。
 
 『意識に先立って』(p216-218) 
──────────────────

> 質問者 顕現していない意識が絶対で、顕現した絶対
>     が意識だということは正しいことですか?

この質問が間違っていたとか、

そういうことではありません。

質問者の前の二つの質問に対しては、

マハラジはちゃんと

「そのとおりだ」と答えているのです。

そのうえまだ、

こんな質問を得々と繰り返す質問者に

雷が落ちるのです。

> マハラジ
> 知的な曲芸をしても究極を理解することはできない。

はい。

> あなたは無限のものを限界のある知性に制限しようと
> している。

それこそがエゴのしたがることなのでしょう。

そして何らかの知識を所有したがるのでしょう。

> 私はほとんど無学だ。
> それなのになぜ人々は私に会いにくるのだろうか?

まったくです。

> こちらの女性の知的地位は何だろうか?
> 彼女は博士せだ。

そう。

> なぜ彼女はここに来るのだろうか?

博士になる知的営為によっては、

彼女の乾きは癒されなかったということです。

> あなたを見るとき、私は何を眺めているのだろうか?

何を眺めているのですか?

> その誕生の原理、生まれた点を眺めなさい。

そうか、マハラジは

派生形態としての表現のなかに

その誕生の原理を、

生まれた点を眺めているのか……。

> あなたはその対象的な物質、その一滴の産物だ。

われわれが

その誕生の原理という一滴から派生した産物、

対象的な物質であることは

自明ではないでしょうか。

> 誰かがこの肉体を創造したのだろうか?

それともどこかの神様が

この肉体を創造したとでも言うのだろうか?

> 質問者 いいえ違います。それはただその一滴から出
>     てきたのです。

すべての現象はその一滴の派生物にすぎない。

> マハラジ
> では、なぜあなたはこういったすべての出来事を分類
> しているのだろうか?

それがわかっているのなら、

そのうえなぜあなたは、こういった

すべての出来事の分類などにかかずらうのか?

> ただ自分の焦点をこの点に置きなさい。

すべてが現れた

その一点にあなたの焦点を置きなさい。

> あなたが現在何であるにしろ、
> それはその誕生の一滴の産物だ。

あなたが今自分を何だと思っているにしろ、

それがその誕生の一滴の産物であることに

なんの疑いもないではないか。

> それに焦点を合わせれば、
> あらゆることが明らかになることだろう。

あなたがそこに意識の焦点を合わせるなら、

あらゆることは明らかになるのだ。

> もしあなたが一人の実体として、
> この主題について知的な勉強をしたいと思うなら、
> 私に会いに来てはいけない。

もしあなたにそのつもりがなく、

一人の個人として

この主題について知的に勉強し、

知的財産を積み上げたいのなら、

私に会いにここに来てはいけない。

> ここにはあなたがいるだけだ。

ここにはあなたという

意識の不良導体の個人がいるだけだ。

> その試験管に入りなさい。

その試験管の中に入っていたらいい。

> なぜあなたは枝や葉っぱと絡み合っているのだろうか?

なぜあなたは、

そんな無用な枝葉末節に絡み合っているのか?

> なぜあなたは種に行かないのだろうか?

なぜあなたは

あなたの存在の根源である種に向かわないのか?

> 種がなければ、木もそこにないことだろう。

その種がなかったら、

あなたの世界もなかったのだ。

> 種がどこから来ているか、発見しなさい。

その種がどこから来ているのかを

発見しなさい。

> 私があなたを繰り返し連れ戻そうとしているところは
> そこだ。

私が何度も何度も繰り返し

あなたを連れ戻そうとしているのはそこだ。

> 肉体的であれ、
> その他のことであれ、
> 人が苦しまなければならないのは何のせいだろうか?

何のせいで

この肉体的苦しみや、

その他の苦しみがあるのだろうか?

> それは自己愛、
> つまり存在する必要から始まる。

それらの苦しみはすべて、

自己愛、つまり存在する必要から始まっている。

> この意識がすべての苦しみの原因だ。

存在したいという

この意識こそがすべての苦しみの原因なのだ。

> それは種、精子の性質だ。

存在したいというこの意識は

種の、精子の性質だ。

> 意識はその中に潜んでいて、それに対して誕生という
> 名前が与えられている。

意識はその存在への愛の中に、

その種の中、精子の中に潜んでいて、

それに誕生という名前が与えられているのだ。

> これを理解している者はいるのだろうか?

あなたはこれを理解しているのだろうか?

> 霊的知識を得たあと、なぜあなたはそれをペンで紙に
> 書いて満足するのだろうか?

ここでこの霊的知識を得たあと、

なぜあなたは

それをペンで紙に書くことで満足するのか?

> 人々は私の言うことを聞くだろうが、
> ほとんど誰もそれを実践しないことだろう。

私の話を聞きに

こうして人々は集まってくるが、

ほとんど誰もそれを実践しないことを

私は知っている。

> 私は自分のグルと長い間付き合ったわけではなかった。

あなたがたは

私がどれほど多くをグルから教わったのかと

思っているかもしれない。

> 私のグルが教えてくれたのは
> 「お前はこれではない。お前はこれだ」だけだ。

だが、私がグルから教わったのは、

あなたは身体でもなければ

そこに浮かぶ欲望でもない。

あなたはそのすべてを超え、

そのすべてを可能にする至高の存在なのだ。

というわずかの断定だけだった。

> ただそれだけだ。

私はそう教わっただけだ。

> 私は大いなる信念を持ってそれを受け入れたので、
> 知識が花開いて結果をもたらした。

そして私が幸運だったのは、

私がそれを疑わず、

信念を持ってそれを受け入れたことだ。

するとその信頼の中で知識が花開いた。

> 食べ物の本質から「私は在る」の味わいが出る。

人生の味わいは、

食べ物の本質からくるものだ。

> 絶対はどんな味も色もデザインもない。

意識に先立つ絶対の中には

どんな味も色もデザインもない。

> あなたはあなたを観照することはできない。

すべてを観賞しているあなた自身を

あなたが観賞することはできないのだ。

> あなたでないものだけを、
> あなたは観照することができるのだ。

あなたが観賞できるものは、

すべてあなたではない。

あなたはそのことを理解すればいいだけだ。

(-||-)

やめておけばいい

覚者の口真似です。(*-_-*)

ただ、こうして口真似をしていると

浸透してくるものもあります。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


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http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

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るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。

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       ………○…………○…………○………


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■ 2.編集後記:
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いつまでこうしていることやら。

今日は明るいうちに終えました。

ではまた。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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