home > 通信 >『アセンション館通信』第785号:量子の波が砕けるとき



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2019/5/5(第785号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している夢の場面の報告です。

 あなたがしなければならないことは、
 真我でない他のものごとに注意をはらうのをやめることだけだ。
 もしそれらに気づくのをやめれば、純粋な覚醒だけが残る。
 それが真我である。(『あるがままに』)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在814名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.量子の波が砕けるとき

2.編集後記
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■ 1.量子の波が砕けるとき
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10連休後半の今日、

南関東の山間地の天気予報は

「晴れと時々所によって雷雨の可能性」というのでしたが、

まさにその雷雨がやってきていますね。

わたしは気がつきませんでしたが、

いっとき雹も降ったのだとか。

しばらくPC電源をコンセントから抜いていました。

いまはときどき雷鳴は聞こえますが、

ひところよりも落ち着いたのでPCを立ち上げました。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

現象世界というのは

つくづく「娯楽」なのだと納得されてきます。

「娯楽」だと断ずるより仕方がないのは、

体験の中に一瞬一瞬に幻出する思い以外に

どんな究極的かつ包括的意味も存在しえないことが

自ずから明らかだからです。

しかも体験の中でどのようにして

他ならぬその想念が湧いてくるのかは

いっさい謎です。

ネイサン・ギルはこんなふうに言います。

対話の一連の流れを引用します。

──────────────────
 Q 思考というのは庭に咲いている花と
   まったく同じなんですね?

 A
 そうです。
 風景の一部にすぎません。

 Q 思考は脳と呼ばれている器官から
   出てくるものにすぎないんですね。

 A 
 いいえ、そうじゃありません。
 どんなイメージにも
 ほかのイメージを生み出す力はありません。
 劇の中ではそう思われているというだけです。

 Q ということは、思考がどう生まれるかは
   完全な謎というわけですか?

 A
 ええ。
 すべてが完全な謎であるのと同じです。

 『すでに目覚めている』(p131-132)
──────────────────

ここでネイサン・ギルが語っていることは、

論理的にはとても納得しがたいことです。

ただ、

所与の“自己流論理”から離れがたいわれわれにも

このネイサン・ギルの論点を理解する上で

ひとつだけ彼より有利な点があります。

それは、

ネイサン・ギルが肉体を離れてから今までの

ほんの僅かの間に実現され周知された

驚異的なAI技術の進化です。

わたしたちは

ディープラーニング(深層学習)という

ブレイクスルー的機械学習手法の深化が

実際に社会的変化をもたらしつつあることを

見聞しています。

その結果、

> Q ということは、思考がどう生まれるかは
>   完全な謎というわけですか?
> 
> A 
> ええ。
> すべてが完全な謎であるのと同じです。

というこのネイサン・ギルの美しい見解に関して、

彼より数年長生きしたことによって、

この【思考がどう生まれるか】は

どうやら予め機械的に計算しておける可能性がある……、

と容易に想像できる位置にいるわけです。

現段階の地上人が推測に使える範囲を超えた

膨大な関連情報をデータとして機械学習システムに食べさせ、

現段階の地上人が求める結論について推論させれば、

機械学習システムがその要求に応えて、

たしかに必要とされた回答を出せることがわかったわけです。

それなら、

膨大な多層のニューラルデータと

そのネットワーク構造を予め仕込んでおきさえすれば、

いわゆるゼロフィールドと呼ばれるような

いわば超超高精度・超超高速の演算処理装置が、

ひとつの銀河系がたどる運命を

その無数の惑星上の無数の生物種の個々の運命を含めて

一瞬で計算することだって原理的には可能なはずです。

> Q ということは、思考がどう生まれるかは
>   完全な謎というわけですか?
> 
> A 
> ええ。
> すべてが完全な謎であるのと同じです。

このネイサン・ギルの表現はとても美しいです。

しかしネイサン・ギルは

その【完全な謎】である湧いてくる思考を

それが人智を超えているからと言って、

とくにありがたがってもいない。

だから、

> Q 思考というのは庭に咲いている花と
>   まったく同じなんですね?
> 
> A
> そうです。
> 風景の一部にすぎません。

と断言するわけでしょうし。

そこまではわたしも

とくに違和感なしに普通に聞けます。

ところがそのわたしの了解事項なかには

次のネイサン・ギルの前提は含まれていません。

> Q 思考は脳と呼ばれている器官から
>   出てくるものにすぎないんですね。
> 
> A
> いいえ、そうじゃありません。
> どんなイメージにも
> ほかのイメージを生み出す力はありません。
> 劇の中ではそう思われているというだけです。

これどうですか?

【どんなイメージにも
  ほかのイメージを生み出す力はありません。
  劇の中ではそう思われているというだけです。】

(-_-;)

このような断言を聴くと

やはりネイサン・ギルという登場人物の役割を

ある種の特別なパターンと思わざるをえません。

このネイサン・ギルの表現は

ラマナ・マハルシの言葉や、

ゲイリー・R・レナードの本で伝えられた

イエスの直弟子たちのメッセージに通じるものです。

つまり、

すべては完全に収録済みの映画だということです。

このような事実はわれわれ劇の登場人物たちの

“論理的理解”の枠組みにはとうてい収まりません。

どうにも理解できない。

しかし、ここでネイサン・ギルは

このことを明確に断言しているわけです。

このネイサン・ギルの言葉は、

ラメッシ・バルセカールの次のような言葉を

思い出させます。

──────────────────
 ラメッシ
 「量子力学的可能性から意識が何を選ぶかは、
  無意識の過程である。
  人が自分の選択に気づくのは、
  脳波に現れる『潜在的可能性』よりも半秒遅れている」
 と脳外科医のベンジャミン・リベットが言っています。

 「したがって、
  西洋でのもっとも貴重な『所有物』である自由意志は、
  存在することができない。
  インドの賢者、ラマナ・マハルシも
  同じことを言いました」。

 ですから、
 私が理解するところによれば、
 量子力学は、
 誰も次に何が起こるか知ることができない
 と言っているのです。
 つまり、粒子の飛行は、
 それがどこで終わるのか、
 あなたにはわからない、
 ということです。
 あなたにはそれを予測できないのです。

 それは、
 不確定性原理により
 ニールス・ボーアが言っていることです。
 この理論がアルバート・アインシュタインに
 説明されたとき、
 彼は、
 「あらゆる瞬間に何が起こるか、
  人は決して知ることができない
  と言っている不確定性原理に、
  間違っているところは何も見つけられない」
 と言いました。
 アインシュタインは、
 「間違っているところは
  何も見つけられないけれど、
  条件づけと若いころの教育のせいで、
  私は不確定性原理を
  どうしても受け入れることができない」
 と言ったのです。
 彼は、
 「私はこの原理に何の間違いも見つけられないが、
  しかし、
  『神が宇宙とサイコロ遊びをしていること』を
  受け入れられない」

 と言ったのです。
 それに対してニールス・ボーアは、

 「神は宇宙とサイコロ遊びをしているのではありません。
  『神が宇宙とサイコロ遊びをしている』
  とあなたが思うのは、
  あなたが、
  神がもっているすべての情報をもっていないからですよ」

 と答えました。

 何しろ、
 神はすべての情報をもっていて、
 何が起こるか知っているのです。
 彼には状況全体が見えます。
 それはすでにそこにあります。
 しかし、
 私たちは神の知識を所有していません。
 ですから、すべてが不確定なのです。
 潜在的可能性の波から、
 ある瞬間、ある人に何かが起こります。
 波が砕けるとき、何かが起きます。
 思考がわき起こり、欲望がわき起こり、
 それから脳がそれに反応して、
 エゴの心がただちにそれを占有し、
 それは「自分の」思考だ、
 「自分の」欲望だと言うまで、
 ほんの一瞬時間がかかります。
 ですから、
 量子の波が砕けるとき、
 欲望がわき起こるのです。
 エゴはそれを「自分の」欲望として受け入れます。
 では、その欲望はエゴの欲望でしょうか、
 それとも意識の欲望でしょうか、
 言ってみてください。(TM320)

 『誰がかまうもんか?!』(p130-131)
──────────────────

ニールス・ボーアはアインシュタインに、

> 「神は宇宙とサイコロ遊びをしているのではありません。
>  『神が宇宙とサイコロ遊びをしている』
>  とあなたが思うのは、あなたが、
>  神がもっているすべての情報を
>  もっていないからですよ」

と言ったそうです。

神がゼロフィールドと呼ばれるような

超超高精度・超超高速の

ウルトラスーパー深層学習システムであるなら、

一瞬で多次元宇宙の運命をすべて展開できる

という可能性だってありえます。

つまり、

現象世界のすべては

すでに展開済みのVRホログラムだということです。

われわれはそのなかの特定の個人のドラマの

観照者であると。

これは完全に娯楽です。

それ以外のいかなる意味もありえません。

(-||-)

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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今日はこんな日でしたね。

わたしは気がつかなかったけれど、

雹も降ったのだそうです。

霰しか体験したことがなかったので、

雹も体験したかったとか。(*^_^*)

これではいつまでもこの娯楽の出し物に

飽きることはないのかも。(-_-;)

文句は言いません。

これは何から何まで作成済みのVRホログラム。

今日はすっかり昏くなりました。

おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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