home > 通信 >『アセンション館通信』第801号:「何も私ではない」が第一段階



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2019/8/25(第801号)
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している夢の場面の報告です。

 あらゆる経験は透明な観照意識の中の現れにほかならない。
 苦しみはない。なぜなら何らかのラベル、つまり別の現れがなけ
 れば、何かが「苦しみ」であることはありえないとわかるからだ。
 (『ダイレクトパス』)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在814名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.「何も私ではない」が第一段階

2.編集後記
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■ 1.「何も私ではない」が第一段階
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山里は少し涼しくなってきました。

蝉の声、虫の声があたりに響いています。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

グレッグ・グッドの『ダイレクトパス』

を読んでいます。

個々の実験の細部の説明には

追随しきれないところもあります。

でも、

具体的な個々の経験というものがすべて

透明な観照意識の中の現れにほかならないこと

このことだけはわかりました。

そして完全に同意できます。

どんな企みも隠れた意図もありません。

意味とか意図とか価値といったものはすべて、

透明な観照意識の中の現れにほかなりません。

現れに気づいている自分とは

見られることなく見ている

この透明な観照意識のことです。

それ以外はありえません。

そしてこの透明な観照意識には

どんな構造も内蔵されていません。

それはただ見られることなく見ているだけです。

あらゆる経験は、

この透明な観照意識の中の現れです。

体験への執着が起こったとすれば、

それもまた執着というラベルの

観照意識の中の別の現れにすぎません。

マハラジは次のように言いました。

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 「何も私ではない」が第一段階だ。
 「すべてが私だ」がつぎの段階だ。
 そのどちらも「そこに世界が存在する」
 という観念にかかっている。
 この観念もまた放棄されたとき、
 あなたはあるがままの非二元性のあなたとして残る。
 今ここで、あなたはそれなのだ。
 だが、
 あなたの視野は自己に関する偽りの観念によって
 妨げられているのだ。
 
 『私は在る』(p537)
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> 「何も私ではない」が第一段階だ。

この段階が完璧に理解されないかぎり、

次の第二段階には進めません。

なぜなら、現れとはすべて

いま自分(透明な観照意識)が経験している

気づきの対象物であり、

気づいている自分(透明な観照意識)自身ではないことが

明確に理解されていないかぎり、

次の段階はありえないからです。

気づきの背景(観照)と前面(現れ)が明確に識別されて

はじめて次の段階の可能性が現れるのでしょう。

> 「すべてが私だ」がつぎの段階だ。

気づきの背景(観照)は

前面(現れ)が不在でも存在します。

気づきの背景(観照)こそが

アイデンティティのすべてです。

そうであるならば、

その背景の前面として現れた気づきの対象物は

すべて自分の現れにほかなりません。

すべての現れは自分であり、

現れる対象物の中での取捨選択はありえません。

> そのどちらも「そこに世界が存在する」
> という観念にかかっている。

かくて世界が存在するという幻想そのものの

崩壊過程がはじまるのでしょう。

> この観念もまた放棄されたとき、
> あなたはあるがままの非二元性のあなたとして残る。

世界が存在するという幻想が崩壊し、

世界という観念が消失したとき、

観照する対象物をすべて失って

観照意識そのものもまた

熟睡へと融解していくのかもしれません。

> 今ここで、あなたはそれなのだ。

現れのなかで迷子になって

途方に暮れている私の本質は

実際はこの透明な観照意識です。

この透明な観照意識が経験を可能にしています。

> だが、
> あなたの視野は自己に関する偽りの観念によって
> 妨げられているのだ。

けれども

存在するものすべての裏づけであり、

それ自体はけっして何者にもなりえない

その透明な観照意識が、

夢のなかの何者かの立場に同一化して、

拘束された悪夢の中から

本来の自分を探し求めているわけです。


これまで浮上してくる画面の導くままに

覚者と言われる方々の様々な表現を追ってきました。

そのような表現に触れはじめた最初の頃は、

覚者と言われる方々はすべて

同じような境地(というか自覚)にいるのかと

思っていたものです。

でも、そんなことはありえないことが

やがて理解されてきました。

どんな覚者も

ある意味では登場人物であり、

その方ならではの固有の表現として現れていました。

その方の自覚がどのようなものであれ、

その表現は唯一無二のその方固有のものです。

アプローチも違えば理解の仕方も違います。

採用する言葉の定義も違えば、

使う比喩も微妙に違っていました。

にもかかわらず

実際はそこには誰もいないのです。

これまでしきりに恥ずかしかったものです。

でも誰が誰に恥ずかしがるというのか?

努力が必要なときは努力が起こるというのなら、

恥ずかしさが必要なときは

恥ずかしさが起こるのでしょう。

そういうものなのでしょうね。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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すべての現れを見ているのは

永遠不動の透明な観照意識です。

わたしは透明な観照意識にほかなりません。

ただまだまだ自覚が安定していないだけです。

そしてまだ現れのなかで

悪い夢は避けたいものだなどと願っている。(*^_^*)

愚かさが必要なときは愚かさが現れるのです。

そして愚かさが現れても、

愚かな誰かがいるわけではない。

すっかり晩くなりました。

おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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