━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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☆☆ ☆☆『アセンション館通信』2020/06/28(第845号)
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☆☆ ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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☆☆ ☆☆ https://www.ascensionkan.com/mm/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇
このメルマガはアセンション館主人pariと称するあるパターンに
浮上している夢の場面の報告です。
あなたの本質は
あなたが自分でそう思っているものではない。
(ニサルガダッタ・マハラジ)
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在521名
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◇◇ もくじ ◇◇
1.あなたが気にするのは
2.編集後記
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■ 1.あなたが気にするのは
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今年六月のこれまでの雨は
梅雨前線がもたらす梅雨の雨ではなくて、
日本列島の上空に南下していた
寒気団によるものなのだとか。
というわけで、
その寒気団の北上にともなって
これから日本列島に滞在する梅雨前線による
蒸し暑い梅雨が始まるのそうですね。
(*^_^*)
さて、またまた一週間が過ぎて、
楽しい“アセンション噺”と“「私は在る」噺”に
お付き合いいただく今がやってまいりました。
『アセンション館通信』配達人のpariです。
なぜかこのごろまた、
ときどきラメッシ・バルセカールの
『意識は語る』
を開いて眺めるようになりました。
これまでこの本を読んだときには、
いつも微かなショックを受けて、
自分はこのことを理解していなかった。
と思わされる箇所が多かったのです。
なのでこの本には
まだまだ未消化の部分があるはずで、
それを確認したいと思ったのでしょう。
今度も、
なんというか……、
理解における薄皮一枚の差を
感じさせられる場面がありました。
そんなところを
ご紹介したいと思います。
(この本では。
質問者の質問部分は太字で表記されて、
ラメッシ・バルセカールによる解答部分と
識別できるようになっています。
ここでは字体では表示できないので、
質問部分は先頭に【質問者】、
解答部分は先頭に【ラメッシ】と
明示して区別することにします。)
ここで質問者が問うたことは、
個人が人生で歩む道は
遺伝形質によってどの程度まで
運命的に決定づけられているのか?
またそれは一生を通じて継続するのか?
といったことでした。
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【ラメッシ】
あなたが自分だと思っている肉体精神機構は、
受胎されるとき、
ある特徴のスタンプ、
つまり肉体的、精神的、道徳的、
気質的スタンプを押されました。
それは、
意識というか全体性が
その肉体精神機構を通じて、
その生涯の間、
つまり誕生と死の間に、
ある特定の行為を生み出すことができるように
なるためです。
【質問者】ということは、
アドルフ・ヒットラーが起こってほしい
と意識が思ったこと、
それはどうしても防ぎようがなかった
という結論に、私は至らざるをえないだろう
ということになるのですね?
【ラメッシ】
はい、そういうことです。
【質問者】
彼は自分がするべきことをするために
生まれなければならなかった?
【ラメッシ】
はい、そうです。
第二次世界対戦は起こらざるを
えなかったのです。
何百万人もの命が失われなければ
ならなかったのです。
それゆえ、
こういった特徴を持った
ヒットラーという名前の肉体精神機構が
生まれなければならなかったのです。
ヒットラーが戦争を生み出したのでは
ありませんでした。
戦争がヒットラーを生んだのです。
【質問者】
そして、
意識がそのすべてを創造したのですね?
【ラメッシ】
はい。
意識がそれ自身の中で
すべての夢を創造したのです。
意識は夢見られた人物を通じて、
すべての役割を演じているのです。
意識それ自身がこのドラマを演じ、
認識しているのです。
【質問者】
それは巨大な信用詐欺です!
【ラメッシ】
実にそれは信用詐欺です。
それが信用詐欺であり、
そのバカバカしさをあなたが理解するとき、
それが悟りです。
この理解は完全に実現するとき、
それが悟りです。
『意識は語る』(p66-69)
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「肉体精神機構というのは、
意識(あるいは全体性)が
ある特定の行為を生み出すことを目的に
創造したものです」
とラメッシは答えます。
ラメッシ・バルセカールという方は
まったく誤解の余地のない、
こういう尖った明確な表現を
採用する方ですよね。
こういう表現を聞いて質問者は、
「ということは、
ヒットラーを出現させたのは
意識なのだから、
それは防ぎようがないわけですね?」
と再度念を押して確認します。
もちろん、
ラメッシはそれを再度確証します。
質問者は
ヒットラーは為すべきことをするために
誕生させられたわけですね?
とまた確認を求めます。
もちろん、
ラメッシはそれを再確認して、
何百人もの生命を失わせる
第二次世界大戦を起こすために、
そういうことができる個性をもった
ヒットラーという肉体精神機構が
誕生させられたのだと保証します。
ヒットラーが戦争を生んだのではなく、
戦争を起こす必要のために
ヒットラーが誕生させられたのだと。
こうラメッシから確証されても
質問者は信じきれなかったのか、
思わずふたたび
「意識がそのすべてを創造したのですね?」
と同じ類の言葉を繰り返しました。
ラメッシはまたもやその問を追認し、
そうです。
意識(全体性)は
自分の夢の中にその人物を創造し、
夢見られたそれら人物を通じて
自らすべての役割を演じ、
自らそのドラマを認識しているのです、
とその問を確証するわけです。
そこまで確認して、
思わず質問者は言います。
それは、あまりにもひどい、(>_<)
それはメチャクチャだ!
巨大な信用詐欺そのものではないかと。
ナチスドイツに運命を狂わせられ、
家族を引き裂かれて、
ユダヤ人ゲットーで餓死したり、
ガス室に送り込まれて死んでいった
多くのユダヤ人の身になれば、
信用詐欺などという言葉で済ませられる
ものではないかもしれません。
しかし、もちろん、
再度ラメッシは確証します。
まさにそれは巨大な信用詐欺です。
そのとうてい許容し難い不条理を
理解し、飲み込み、完全に咀嚼したとき、
それが悟りなのですと。
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【質問者】
一人の私という幻想の唯一の機能は、
みじめさと苦しみを創造すること
だけのように思います。
それはどう始まったのですか?
【ラメッシ】
それはただ始まったのです!
それはあなたの罪ではありません。
ですから、
最初の声明は
「どんなことにも罪のある人はいない」
となるのです。
それは自分自身と一体化した意識です。
意識がこの肉体精神機構を通じて、
「人生」を生きているのです。
あなたは
それがどれほど続くかわかりません。
あなたは
それが何を達成するのかわかりません。
私が言っていることはただ、
どうして気にするのかということです。
なぜ気にするのか?
何であれ、
進行していることをただ眺めてください。
あなたが気にするのは、
それらが自分の行為だと思うからです。
ですからそれらを、
意識、神、全体性、何でも結構ですが、
その行為と見なしてください。
これらの行為は、
必然的にその肉体精神機構の
生まれつきの特徴によって制限されます。
あなたがこれを見るとき、
すべての非個人性を見ます。
そして、
このプロセスの非個人性を見るとき、
個人的「自分」は後退せざるをえません。
あなたはそれを押し戻しません。
つまり、
あなたは自分のエゴと闘わないのです。
でも、
この理解がエゴを背景へ押入れます。
『意識は語る』(p69)
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このラメッシの解答を聞いた質問者は、
「私には
個人幻想というものの機能には
惨めさと苦しみを生む以外の
どんな働きもないとしか思えません。
いったいこんなものが
どういうわけで始まったのですか?」
と聞きます。
この問にラメッシは、
「それはただ始まったのです!」
と答えます。
もちろん、あなたに罪はありません。
だから最初に明らかにすべきことは、
「どんなことにも罪のある人はいない」
というです、と。
意識が自らを現象として表現し、
表現された自分自身に一体化しているのです。
その自分自身と一体化した意識が
自ら苦しんでいるのですと。
「意識がこの肉体精神機構を通じて、
『人生』を生きているのです」
そして実際は、
存在しているのは意識だけで、
意識以外には何も存在していない。
だから現象に一体化しているあなたには、
それがどれほど続くかはわかりません。
それが何を達成するのかわかりません。
ただ、
存在しているのは意識以外に
何もないことが理解されたら、
そんなことを気にする
誰がいるのかということです。
どうして気にする必要がありますか?
なぜ気にするのでしょう?
起こっていることを
ただ眺めていればいいのです。
【あなたが気にするのは、
それらが自分の行為だと思うからです。】
それが
あなたがあなたにかけた
「聖なる催眠」です。
起こっていることはすべて
“自分”がしている行為ではなく、
意識の中に投影された操り人形の演技、
意識が演じるドラマの中の
登場人物に振り付けられた役割であり、
ただの意識の遊びだと理解したら、
あなたはそんなものを気にしない。
だからそれらを、
意識(=神、全体性)が、
自ら生み出した肉体精神機構を通じて
演じている行為と見なすことです。
それら個々人が行う行為は、
必然的にそれぞれの肉体精神機構の
生まれつきの特徴によって制限されます。
それを理解したとき、
あなたはそのすべてに
非個人性を見ることでしょう。
そして、
このプロセスに非個人性を見るとき、
個人的「自分」は背景に退いていきます。
あなたはそれを押し戻しません。
つまり、
あなたはエゴと闘わなくなるのです。
理解がエゴを背景へと押やるからです。
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【質問者】
私が思うに、あなたが話していることは、
恩寵についてですね?
【ラメッシ】
もちろん、そうです!
見てください!
あなたはここでこの話を聞いています。
この話題に関心のない人たちも多数います。
あなたをここへ連れてきたのは、
恩寵ではありませんか?
もしあなたをここへ連れてきたのが
恩寵であるなら、
あなたをここへ連れてきた恩寵にどの道へ
進みたいのかをまかせたらどうですか?
【質問者】
私が解決しようと頑張りすぎていること
は、そのことなのです。どうやって
何かをしないでいるかということです。
【ラメッシ】
あなたが邪魔をしないでいるかぎり、
あなたはそうする必要はありません。
あなたは何かをしないようにする
必要はありません。
ただ、
何であれ起こっていることを眺めていれば、
あなたは既に何もしていないのです。
自分が何もしないようにしなければならない
とあなたが思うせいで、
すべての問題が生じるのです。
『意識は語る』(p69-70)
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質問者はここで
それが恩寵というものなのか、
と思い当たります。
「あなたが話していることは、
恩寵についてですね?」
ラメッシはそれを肯います。
ほら、あなたはこうして
ここでこの話を聞いています。
でも、誰もがこんな話を
聞く気にならないのはわかりますね?
大多数の人たちは
こんな話を聞くことに興味はないでしょう。
あなたをここに導いたのは
恩寵だとは思いませんか?
もしあなたにそう思えるのなら、
これからあなたが進む道も
あなたをここへ導いてくれた
恩寵にまかせてはどうですか?
まだ自分にできることがある、
という思いに囚われていた質問者は、
どうすれば自分が何もしないでいられるか、
知りたいと思っていたのだと告げます。
それを聞いてラメッシは、
起こってくることを邪魔しないかぎり、
わざわざ何もしないようにと
努力する必要はないのですと告げます。
ただ起こっていることを眺めていれば、
それだけでもう何もしていないのだから、
それでいいのですと。
何もしないためには
どうすればいいのかと思うから、
問題が生じるだけなのですから、と。
(-||-)
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あなたは在る。
ほかのすべては現れにすぎない。
『私は在る』(p421)
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(-||-)
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永久的なもの、
それはあなた自身の存在である。
真我として在りなさい。
それが至福である。
あなたはいつもそれなのである。
『あるがままに』(p58)
──────────────────
……。(-_-)
ありがとうございました。<(_ _)>
(-||-)
今日はこんなところで。
……。
m(_ _)m
………○…………○…………○………
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■ 2.編集後記:
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こうして
賢者の言葉をなぞっていることが
【自分の行為だと思う】からこそ、
そのことに囚われたりもします。(^_-)
でも、これがただ
pariというパターンを通じて
意識が演じているだけのことなら、
誰が何を思い煩うというのでしょう?
恥をかく者もいなければ、
手柄を自慢できる者もいない。
恥ずかしがる者も手柄を自慢したがる者も
夢の中にしかいないのは明らかですから。
今日も暗くなりました。
おやすみなさい。
<(_ _)>
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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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