home > 通信 >「あるがまま」に留まる努力:『アセンション館通信』第906号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2021/08/29(第906号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

 〈自己〉は展開する宇宙的ドラマの壮大なショー生み出し、
 それを観ながら、そのなかに、そしてそれとして現れているが、
 それは夢を見ている人が自分の夢を作り出すと同時に
 それを見ながらそこに出演しているのと同じだ。
 (『夢へと目覚める』レオ・ハートン)
 
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在494名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.「あるがまま」に留まる努力

2.編集後記
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■ 1.「あるがまま」に留まる努力
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今日は猛暑ですね。

山間のここでこれくらいの感じだから。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

どういう運命の引き回しか、

このpariという身体が担った条件なのか、

これまでこのメルマガでは

ニサルガダッタ・マハラジの言葉を中心に、

折りに触れ縁のあったアドヴァイタ関連情報を

ご紹介してきました。

なのでこれまで実際に

このメルマガを読んでくださった方は、

自分が本当は「気づき」であること、

見かけ上分離して見えるこの身体ではないことを、

理屈では納得しているだろうと思います。

と同時に、今もなお

このメルマガに付き合ってくださっているのは、

その理解・納得が

もう情報を必要としないレベルに安定してはおらず、

相変わらず“分離の感覚”がわいてくる

ということなのかもしれません。

それはこのメルマガの配達人の状況そのものです。

道を求める「探求者」という実体は

存在しないこと、

「探求者」が求めているのは「自分」そのもの、

<気づき>そのものであることを、

知的には受け容れています。

しかし、

実際の(夢の中)日常生活では、

一日の大半の時間を夢の中の諸々の

刺激や情報に無防備に身を晒したまま、

別に<気づき>を求めていないわけです。

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 真我にとって世界は、
 それが続くかぎり楽しみ、
 終われば忘れられてしまう、
 ただの色鮮やかなショーにすぎない。
 
 『私は在る』(p196)
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という状況には至っていません。

真の非二元の理解に固有な

平安と幸福につながっていないのです。

このメルマガの配達人の場合は

これまで週に一日、土曜日だけは

このような非二元情報が意味するものを

真剣に理解しようとしてきました。

マインドで可能な限界までは来たと思います。

ただ、いたずらに

その論理上の理解の期間を長引かせて、

マインドを無視できる力を養ってこなかった。

いささか時期を失した感じはあります。

しかし今やもう充分に

この人生で失うものがない状況に来ています。

マハラジのように、

何ひとつ受け取らなかったのではなく、

何ひとつ獲得もできなかった。(*^_^*)

まあ、

そのように使われる道具もあるのでしょう。

ただ「平安に至る道」がどんなものか、

その探求の中で理解しました。

探求されているのは

探求している自分であることを知りました。

「平安に至る道」とは、

元々が「平安」そのものである「自分」に

到達するための道だったわけです。

そこには距離をまたぐ“道”は存在しません。

「平安に至る道」とは、

実際は「平安」を覆い隠すもの、

つまり「あるがまま」に逆らうエネルギーを

認識し、理解し、包容し、容認して、

無に帰ってもらう道です。

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 あなたはまったく
 想像に夢中にさせられてしまったため、
 どれほど実在から遠く離れて
 さまよい歩いたのかさえ
 わからなくなってしまったのだ。
 
 『私は在る』(p306-307)
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自分がこれまでたどってきた道を、

認識し、理解し、容認してたどり直し、

元の木阿弥に戻る道です。

自分がこれまで

「分離の幻想」を実体化するために

どんな観念を捏造し、

どんなお喋りが繰り返され、

そのためどんな感情が堆積したのか?

それに気づき、巻き込まれずに、

光の中で消えてもらう道です。

何が「あるがまま」に逆らうのか?

「あるがまま」を回避するために

何が捏造されてきたのか?

何が“分離の感覚”を構成しているのか?

「エゴ」とは何なのか?

それに気づいていく道です。

どんなタイミングで心配が起こり、

それを【見かけ】の中で糊塗するために、

現象の中(夢の中)で努力が発動するのか?

どんなふうに過去が想起され、

それが未来に投影されるのか?

そしてそれが実際は、

ただ「あるがまま」を避けるための

煙幕にすぎなかったことに、

気づいていく道かもしれません。

たしかに、

そのための【道】なら無いとは言えない。

それは、<いま・ここ>の

【「あるがまま」に留まる努力】から

始まる他はないと思います。

「あるがまま」とは、

夢の中の状況のことではありません。

夢を見る前の状態のこと、

ただの<いま・ここ>のことです。

そしてそれなら、

夢の中から<いま・ここ>に至る

垂直の道はあるとも言えます。

<いま・ここ>と「夢」のあいだには

ある種の“境界”が存在するからです。

それは「あるがまま」を邪魔するもの、

「あるがまま」から気を逸らす目的で

習性となって立ち上がってくる思考です。

まずはそのマインドに気づくこと。

それを認識し、そして無視することです。

まずは無意識のひっきりなしのお喋りに

気づく仕事から始めるしかない。

この繰り返しなのでしょう。

これには切りがないのかと言えば、

ラマナ・マハルシは

そうではないと保証しています。

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 想念が起こるたびに拒絶していくことには
 きりがないとあなたは想像している。
 それは本当ではない。
 終わりは来る。
 もし油断なく、
 想念が起こるたびに拒絶するよう
 断固とした努力をつづければ、
 すぐにも内なる自己のなかへ深く、
 より深く入っていくのがわかるだろう。
 この段階に至れば、
 想念を拒絶する努力は必要なくなる。
 
 『あるがままに』(p103)
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(-||-)

やがて心配や不安といった、

<いま・ここ>の「あるがまま」を

回避させるより強烈な衝動が起こるのでしょう。

これまでのように

すぐに【見かけ】の中での対処に

駆け出すのではなく、

その衝動の感情の方に気づくことなのでしょう。

その感情は注目を求めたのですから、

その感情に気づいてあげる。

アラートの目的を果たしたその感情に感謝し、

安心して消えてもらう。

<いま・ここ>の「あるがまま」に

逆らおうとするすべての衝動に気づき、

感謝し、そして光の中に消えてもらう。

そんなことが必要なのだろうと思います。

こんなことを始めるのは初めてです。

でも、時期は失しているけれど、

<いま・ここ>の「あるがまま」と

「自分」の間に距離があるわけでもない。

ならば、

「時期は失している」というのも、

ただのひとつの観念、

気づきを求めている障害物にすぎません。

認めて、消えていただくしかありません。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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いろんな季節がありますね。

pariという身体で起こった夢は

ここに至るための夢だったのだろうと

思われてきました。

ありがたいことです。

今日はまだ明るいです。

ではまた。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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