home > 通信 >スクリーン上の道路の男:『アセンション館通信』第914号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2021/10/24(第914号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

 〈自己〉は展開する宇宙的ドラマの壮大なショー生み出し、
 それを観ながら、そのなかに、そしてそれとして現れているが、
 それは夢を見ている人が自分の夢を作り出すと同時に
 それを見ながらそこに出演しているのと同じだ。
 (『夢へと目覚める』レオ・ハートン)
 
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在494名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.スクリーン上の道路の男

2.編集後記
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■ 1.スクリーン上の道路の男
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寒かった昨日とはうって変わり

今日はすばらしい晴天。

外に出るとポカポカと身体が温かくなります。

ありがたいことです。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

先日、声をかけられて起床してからも

しばらくそれまで観ていた夢を覚えていました。

そして少し不思議な気分を味わっていました。

それはこれまでいつも観ていたような夢なのですが、

何かが違うという感じもあったからです。

夢の中の“自分”がいたのはたぶんオランダで、

どこかの大学のセミナーか何かを

外来者として聴講しているらしいのでした。

若手のとても有名な教授がある理論を展開していて、

聴講生たちはしきりに感心しているのです。

講義も終わりになって、

その教授はその場に残っている学生たちの輪に加わって、

一瞬であるオブジェを手作りしました。

それは弦巻バネを捻ったのような細長いものでした。

教授がちょっと力を加えると、

たちまちそのオブジェは形を変えます。

それは一種の論理的証明といった行為であるらしく、

まわりを囲んだみんなが賛嘆の声を上げると、

教授は手早くその骨組みに

薄いテープ様のものを巻きつけました。

できあがったのはいわば細長い不定形の

長提灯のようなオブジェです。

教授はなぜかそれを“私”に渡すと、

みんなに声をかけて立ち去りました。

オブジェを受け取った私は、

隣の学生と一言二言交わすと、

なんとなくその場を離れます。

その部屋を出ると

どうやらそこはデパートの一部であったらしく、

“私”は黒を基調としたその夜の売り場を

所狭しと並ぶ商品棚の間を通り抜けながら、

進んでいきます。

商品棚の細かな展示品に目を向けると

一つひとつの商品がキラキラと輝いて

自らの存在を主張するようなのです。

通路の曲がり角である展示物に目が止まります。

それはある種の機械仕掛けのようなもので、

なんとなく動かし方の見当がついたので、

抱えもっていたオブジェを畳んで

その仕掛けの下に埋め込むことにします。

なんとか埋め込めたと思うと、

これが下から水が湧いてきて

オブジェが中に収まっていない。

何度かやり直して

なんとかオブジェを蔵めることができました。

われながら成功に満足していると、

右手の方の陳列棚の影から

何やら称賛の声が聞こえてきます。

そちらを振り返って見ると

誰かがいるような感じもあるのだけれど、

よく確かめると誰の姿も見えません。

しかしこちらの仕掛けに目を戻すと、

機械的な女性の声がまた繰り返されます。

そちらの方を振り返って見ると、

やはり誰の姿も見えません。

もしかしてこのデパートの

サービスの一部なのかもしれないと思って、

自分がオブジェを埋め込んだ

からくり箱のような仕掛けにつくづく見入ります。

そう……これでいいわけだ……と。

まあ、そんな感じの夢だったのですが、

それがたぶん声をかけられた30秒ほどの間に

観ていた夢なのかもしれません。

起床後、朝食を食べながら

連れ合いにその夢の話をしてみます。

そして、

「これまでの夢となにか雰囲気が違う」と。

夢の話は聞かされても困るだけでしょう。

もちろん何も伝わるはずがありません。(*^_^*)

でも夢の雰囲気を思い出しながら話していて、

ふと、なにかこれまでと違う気がしたそれが

なんだったのかがわかったような気がしました。

それはおそらく、

その夢の中の自分に“何かを求めている”雰囲気が

まったく感じられなかったことです。

これまで起床後も覚えていた夢の中の“自分”は

いつも“次の場所に急いでいた”ような気がします。

“いつも何かを求めている”雰囲気がありました。

でも、その夢の中では

“自分”はどこにも向かっていませんでした。

何かを求めている感じではありませんでした。

どこか行くところがあるという感じではなかった。

目覚めて見る夢の中の“自分”が

何かを求めるのをやめると、

個人的な夢の中の“自分”も

何かを求めるのをやめるのかもしれません。

実際、夢の中でどこへ進みようがあるでしょう?

どこであろうと、

それが導くところそれは夢です。

まさに、夢から夢へです。

夢の中に何も探す必要はありません。

“自分”が夢の中に探し求めているのは

自分自身です。

自分自身は探す必要がありません。

その夢を観ているのが自分自身ですから。

ヒロさんのサイトで読んだことがある比喩に

こんなのがありました。

レオ・ハートンの言葉だったか、

それともルパート・スパイラの比喩だったか、

いまちょっと探しても確認できませんでした。

それは、こんな情景です。

映画のスクリーンに道路が映っています。

そしてその道路上に男が一人いて、

彼はしきりに何かを探しているのです。

彼は映画の中で探し物をしています。

われわれが自分(あるいは実在、真理?)を

発見できる可能性は、

その映画に映っている彼が、

スクリーンを発見できる可能性より大きくはない、

というような比喩でした。(*^_^*)

なんとまた秀逸な!?

夢に見られたわれわれが、

自分を発見する必要なんてないんですよね。

その自分はいつでもいます。

実際は自分しかいない。

その夢を観ているのが自分なんですから。

見飽きれば夢を観るのもやめるだろうし。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.編集後記:
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今日は一日とてもいい天気でした。

今日はもう暗くなりました。

それではまた。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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