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書名: 『「原因」と「結果」の法則』

書誌:
原題  AS A MAN THINKETH (c)1902
著者  ジェームズ・アレン
訳者  坂本貢一
発行  株式会社サンマーク出版(2003年4月25日初版発行)
    〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-16-11
    電話:(03)5272-3166
    関連HP:http://www.sunmark.co.jp
    iモードサイト:http://www.sunmark.co.jp/i/
私評:
 やはり気になって買ってしまった。
 駄目押しの一発。
 そういうことだと思った。人間いくつになったとしても、ここから出発するより仕方ないのだ。
 こういうことを得心するのに、こんなに手間暇を掛けてしまった。
 “人間は自分の思いの主人です。よって人間は、自分の人格の制作者であり、環境の設計者なのです。私たちは、自分が望んでいるものではなく、自分と同種のものを引き寄せます。口先だけのきれいごとやたんなる夢物語の類は、成長をことごとく阻まれますが、もっとも内奥にある真の思いや願望は、たとえそれが清らかなものであろうと、けがれたものであろうと、それ自身の食べ物をもち、それによって着々と育まれます。
 私たちの運命を決定する神は、私たち自身の内側にいます。私たちの思いこそがそれなのです。
 ……なにをかいわんやだ。
 これでは、まるで誤魔化しが利かないではないか……。
 結局、ここに戻って、ここから出直すしかない。
 いくつになっても……、しかし、これこそが祝福だ。(2003,10/18)
引用:
 自分の心を正しくコントロールする努力を怠っているかぎり、私たちは、大きな影響力をおよぼしたり重要な責任を果たしたりできる地位には、けっしてつくことはできません。
 そのとき私たちは、みずからの足で立ち、責任ある行動をとることができない人間です。
 そして、その限界は、私たち自身が選び、めぐらしている思いによって作られているのです。
 私たちは、犠牲を払うことなくしては、いかなる進歩も成功も望めません。
 私たちの成功は、私たちがその達成をどれだけ強く決意し、その計画の上にいかに強く心を固定するかに加えて、自分の欲望をどれだけ犠牲にできるかにかかっています。
 そして、私たちが自分の心を高めれば高めるほど……より気高く、より公正な人間になればなるほど……私たちの成功は、より大きな、より祝福された、より持続的なものとなります。
 宇宙は、たとえ表面的にはどのように見えようと、貪欲な人間、不正直な人間、不道徳な人間を、けっして援助することがありません。
 宇宙は、慎み深い人間、正直な人間、清らかな人間のみを支え、援助するのです。(p64-p65)
好み:★★★★
(注:独断と偏見によるお薦め度、または記憶による感動度。一押し、二押し、三押し、特薦。)